不眠症や偏頭痛・生理痛などに効果があると言われているC B Dって何かご存知ですか?大麻草から抽出されるもので、最近、アメリカを中心に世界的に注目を集めています。
様々な効果があると言われていますが大麻草から抽出される成分って聞くと、法律的に大丈夫なの?!って、心配になりますよね。
今回は、凄い勢いで人気が広まりつつあるC B Dについて調べてみました!
C B Dの成分や効果、副作用、安全性について徹底解説していきます!
Contents
CBDとは?
CBDとは大麻草から抽出される成分で、「ハイ(酩酊状態)」になるTHCという成分を抜いたリラックス効果のあるものです。
CBDについて画像で簡単に示しました!以下の説明と一緒にご覧ください!
CBDとは大麻植物に含まれる天然成分(植物性カンナビノイド)の1種であり、カンナビジオールの略です。
植物性カンナビノイドとは・・・
- フェミトケミカルの一種※野菜や果物、植物などに含まれる植物性栄養素
- 現在では大麻草にしか発見されていない
- 植物性カンナビノイドに含まれる天然成分の種類は100種類以上あると言われている
植物性カンナビノイドの代表的な成分がCBD(カンナビジオール)とTHC(テトラビドロカンナビノール)の2つです。
大麻植物に含まれていると聞くと少し不安になりますよね。簡単に言うと、一般的に「ハイ(酩酊状態)」になると知られている大麻の作用として知られているのが、THCです。THCは精神活性作用(多幸感など)があると同時に、日本では厳しく法律で定められています。対して、CBDは非精神活性成分であり、日本でも合法です。
CBDとTHCの違いについて詳しく説明していきます!
どのような成分?合法なの?
CBD製品は、大麻草の茎及び種子から抽出することができるため、合法です。
対して、THCは茎及び種子には含有されていません。さらに精神作用のあるTHCは、日本において、麻薬及び向精神薬取締法と薬事法により規制をされています。
大麻取締法第一条における「大麻」とは、以下のように示されています。
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81108000&dataType=0&pageNo=1)
また、大麻草はヘンプとマリファナと呼ばれる2つの分類に分けることができます。この2つは、CBDとTHCの含有量によって分けられます。
種類/含有量 | CBD | THC |
ヘンプ | 20%以上 | 0.3%以下 |
マリファナ | 10%以上 | 20%以上 |
以上のように、2つは厳密に区分されており、日本では後者が法律で禁止されています。また、ヘンプは、違法薬物であるマリファナとは違いハイ(酩酊状態)にはならず依存性もないないと言われています。
つまり、ヘンプの中でも茎及び種子から抽出されたCBDが合法とされています!
CBDの効果・副作用
体内には、地球上で生きていく為に、本来備わっている身体調節機能(ECS:エンド・カンナビノイド・システム)があります。ECSは、免疫や神経伝達、自律神経、運動機能などの調整・活動を支えています。人は強いストレスを受けたり老化が進む事により、神経と免疫システムの不調、いわゆるカンナビノイド欠乏症となり、身体に様々な不調が現れると言われています。そのような、カンナビノイド欠乏症に有効とされれいるのが、CBDです。
また、どのような薬やサプリメントでも、副作用の可能性はつきものです。
CBDにはどのような効果・副作用があるのか説明していきます!
どのような効果・効能があるの?
CBDは、以上で説明したECSに働きかける効果があると言われており、不足したカンナビノイドを補いECSを整える事で、症状の軽減に役立ちます。例えば、リラックス効果が認められており、不眠症(睡眠障害)や鬱などの精神疾患にも効果があるとされています。他にも、
・ニキビや肩こりなどの炎症(抗炎症)
・がん疼痛や頭痛・生理痛などの慢性的な痛み
・神経系の過活動
・てんかん(発作を繰り返し起こす脳の疾患)
などに効果があると考えられ、研究が進められています。
副作用もある?
CBDは植物由来の成分である為、習慣性や依存性、中毒になる可能性がなく、通常の使用を守れば化学薬品のような強烈な副作用がないのが特徴です。
しかし、高濃度のCBDを摂取したり、用法・用量を守らずに過剰摂取した場合には、眠気や下痢、倦怠感、食欲低下などの症状が現れることがあります。また、他の薬物との併用の際、CBDには薬物代謝酵素を阻害する働きがある為、薬物の血中濃度が上がり、効果が強く作用することあります。
薬物を常用している方は医師に相談してください。運転や機械を操作する前などには安全のため、使用を避けましょう。グミやチョコレートなどのお菓子や飲食物にCBD が入っている場合は、食べ過ぎないことが重要です。
CBD製品の種類
CBD製品の種類は様々であり、摂取方法も多種多様に存在します。海外では医薬品として使用されており、医療分野からも注目を集めているCBDですが、効果を実感するためには、継続して使用することが求められます。どの製品が合うかどうかは人によって異なります。自身の生活スタイルや趣味・嗜好にあった製品を選ぶことをお勧めします!
オイル製品
CBDオイルは、最も人気の製品として知られています。種類も豊富で、舌下に垂らして90秒〜120秒程待ってから飲んだり、肩こりやニキビなどの炎症予防のために肌に直接塗ったり、飲み物に混ぜて飲んだり…様々な方法で使用することが可能です。
リキッド製品
リキッドを使用して、CBDを上記摂取するタイプです。リキッドとは、電子タバコ(VAPE)用の「専用液」のことです。タバコと言っても、日本では、医薬品医療機器等法(薬機法)により、ニコチンを含むリキッドの販売には許可が必要となり、現在、日本国内で販売されている「電子タバコ」にはニコチンが含まれていないのが一般的です(海外では、ニコチンが含まれているものがあります)。
様々なフレーバーが発売されており、タバコが苦手な方でも使用することが可能です。禁煙をしたいという方や何かの片手間に使用することが可能です!
リラックス製品
アロマやフレグランスなどCBDの効果に癒し成分をプラスしたタイプです。バスソルトやボディソープなどCBDのリラックス効果との相乗効果が期待されます。
毎日のケアの最中でCBDを取り入れたい方にお勧めです!
カプセル製品
中には、CBDの味や匂いが苦手な方もいらっしゃると思います。そのような方に人気なのが、噛まずに飲み込むカプセルのタイプです。
オイルと比べ、効きはじめは緩やかですが、持続性があり、リラックスしたい就寝前等に利用するのがお勧めです!
ビューティー製品
ボディクリームやリップクリームなどの基礎化粧品に含まれ加工されたタイプです。CBDと美容成分を掛け合わせており、女性からの人気を集めています。
海外の厳しいオーガニック基準を満たしているものが多く、乾燥肌の方だけでなく敏感肌の方にもお勧めです!
イート製品
グミや飴、チョコレートなどに加工された食品タイプです。CBD効果が長時間持続するのがメリットです。食べるだけの手軽さから人気を集めています。
長時間の移動中等に使用するのがお勧めです!
リカバリー製品
運動後の疲れや体のコリ・痛みに対して使用する、クリームタイプや湿布タイプのものです。プロの格闘家やアスリートにも愛用者が多く、効果が期待されます。
スポーツする人だけでなくデスクワークの方にもお勧めです!
CBDの注意点
インターネット上には、安価な粗悪品も出回っています。質の悪いCBDを摂取することで、副作用の発現にもつながると考えられます。調達源が不明である場所で購入したCBD商品を使用することは避けるのが良いでしょう。日本でのCBD製品の市場は初期段階であり、ほとんどのものが海外からの輸入品となります。製造・販売元が確かな会社であるかどうか、輸入している会社が確かであるか、しっかり調べることが大切です。
まとめ
C B D初めて聞いた方も多いと思いますが、海外では医薬品として使用されていたり、効果や安全性が高いことからも注目されている理由が分かりますよね。
作用に個人差はあると思いますが、効果・効能を知ると一度は試してみたくなりませんか?
今回説明したように、CBD製品には、陶酔作用のあるTHCがほとんど含まれていませんが、どんな薬やサプリメントでも、副作用の可能性はつき物です。C B Dの良い面だけでなくリスクも含めて正しく理解し、用法や用量を守って使用しましょう。