ヒートマネジメントシステムってご存知ですか?炭を入れて温度調整をする為の画期的なシステムです。
シーシャ屋さんに足を運んだことがある方は、一度は目にしたことがあると思います。店舗によって形は違うけど、機能自体に違いはあるの?って思いませんか?
簡単に言うとヒートマネジメントシステムは、火力調整を助ける機材です。なので、機能自体に大きな違いはありません。
しかし、販売されている商品は多くあり、種類もいくつかあります。今回は、代表的な3つの種類について、特徴と違いを詳しく解説していきます!
Contents
シーシャの構造
まずは、シーシャの構造やパーツについて、簡単にご説明します!画像と照らし合わせてご覧ください。
- クレイトップ…フレーバーを入れる器。ハガル・ボウルなど様々な呼び方がある。
- 炭受け皿…炭の落下防止や燃え落ちた肺を肺を落とすための受け皿。
- 金属管(ステム)…クレイトップからの煙をボトルの水を通しホースの先端まで送るためのパーツ。
- アウトレット(空気弁)…ボトル内に溜まった煙を外に排出する弁。
- ホースアダプター…ホースの差込口。
- ホース…水を通した煙を吸い口まで運ぶパーツ。
- ボトル…水を入れて使用し、フィルターの役割を果たす。
- マウスピース…ホースから煙を吸う際に直接口をつける箇所。
細かく見るともっといろんなパーツがありますが、簡単に以上の8つを覚えておくと良いでしょう。
火力調整の仕方
シーシャの火力調整の仕方は、大きく2つに分けられます。1つは、クレイトップにアルミホイルを巻き、その上に炭を置くやり方。もう1つは、クレイトップの上にヒートマネジメントシステムを置き、その中に炭を置くやり方です。
それぞれの特徴について簡単に説明します!
アルミホイル(ヒートマネージメントを用いない)
一番オーソドックスなやり方です。フレーバーと炭との距離が、アルミホイルの厚さ分しかない為、熱が伝わりやすいですが、火力調整が難しいのが特徴です。ポイントは、
- 弛まないようにアルミホイルをピンと張る
- アルミホイルとクレイトップを密着させる
- 細い棒(または針)で穴を開ける
の3点です。アルミホイルが弛んでしまうと、フレーバーとアルミホイルがくっついてしまい、炭が直接触れてしまう形になります。フレーバーが焦げる原因にもなるのでピンと張るのが重要です。ピンと張ったアルミホイルが途中で緩まないように、クレイトップとしっかり密着させ、アルミホイルを固定することが大切になります。また、穴が太いと、灰がフレーバーに落ちてしまい味に影響するため、細い穴というのがポイントです。
穴の開け方は、円状に開ける人もいれば十字に開ける人もいて、多様です。穴の数が多いほど空気がたくさん入るため、煙の量も多くなりますが、炭の消費も早くなり、味の出方も変わりますので、自分にベストな穴の開け方を探してみてください。
また、アルミホイルは薄く、張るときに破れてしまったり、穴を開けるときに避けてしまうことがあります。一般より厚手のアルミホイルも販売しているため、そちらを使用したり、家庭用のアルミホイルを二重にして使用したりなど工夫してみると良いかもしれません。
アルミホイルで火力調整をするデメリットは、炭や灰が落ちやすいことが1番に挙げられます。火傷などに注意する必要があります。
最初に説明した通り、アルミホイルでの火力調整は少々難しいですが、難しいからこそアルミホイルで美味しいシーシャが作れる人はかっこいいなぁって思います!
ヒートマネジメントシステム
クレイトップの上にアルミホイルの代わりに使用する道具です。
クレイトップの上にアルミホイルを巻き、その上に炭を置くやり方もありますが、初心者の方はヒートマネジメントシステムの購入をお勧めします。アルミホイルを巻く方法だと、炭を落としやすいのと火力調整が困難になります。
ヒートマネジメントシステムを使用することで、炭の燃焼を補助し、ムラなく、火力調整がしやすくなる為、美味しいシーシャを簡単に作ることが可能になります!
ヒートマネジメントシステムとは
上記で説明した通り、ヒートマネジメントシステムとは、クレイトップの上にアルミホイルの代わりに使用し、炭の燃焼を補助し、火力調整を助ける機材です。
ヒートマネジメントシステムを使用することの最大の利点は、クレイトップの中のフレーバーをひっくり返すことができるということです。フレーバーの炭に近い部分は、時間が経つとどうしても焦げてきてしまいます。そんな時に、フレーバーをひっくり返すことで、長時間美味しくて、良い煙を楽しむことができます。アルミホイルを張っていると、そういうことはできない為、これがアルミホイルとヒートマネジメントシステムの大きな違いです。
ヒートマネジメントシステムを使うことのメリット・デメリット
ヒートマネジメントシステムが初心者にお勧めできる理由は伝わったかと思いますが、メリットを簡単にまとめたものと逆にデメリットはあるのかをさらに説明していきたいと思います!
メリット
ヒートマネジメントシステムを利用することのメリットは大きく以下の4つです。
- アルミホイルがいらない。
- 炭の保ち時間が長くなる。
- 炭の調整があまり必要ない。
- 炭や灰があまり落ちない。
一般的なやり方であるアルミホイルでのやり方にチャレンジする前に、ヒートマネジメントシステムで火力調整のコツを掴んだり、部屋をできるだけ汚さないためにも良いと思います!
デメリット
ヒートマネジメントシステムには、空気を送り込むために、サイドに切り込みが入っています。ヒートマネジメントシステムを、トング等で移動させる際は燃え切った灰が床に落ちることがあります。メリットで炭や灰があまり落ちないと表現したのはこの為です。もちろんアルミホイルで火力調整をする時よりは、全然落ちなので安心してください。
代表的な3つの種類
今回は、自宅でシーシャを吸う人が選ぶ、「ロータス」「イグニス」「Y2ヒーター」という代表的な3つのヒートマネジメントシステムをご紹介します!
炭を燃焼を補助し、ムラなく、火力調整がしやすくなるという点では、これらのヒートマネジメントシステムの機能に大きな違いはありません。しかし、形状や仕組みによって、フレーバーへの熱の伝わり方や煙の味の出方も大きく変わります。
3つの違いについて説明していきたいと思います!
ロータス
カラードロータス社が出したヒートマネジメントシステムのため、「ロータス」と呼ばれています。
ロータスは、円錐の下半分の形をしていて、入り口が狭くなっています。炭を置く場所は、平らで、アルミホイルとまではいきませんが、炭とフレーバーの距離が近く、熱が伝わりやすいい為、濃い煙を作りやすいのが特徴です。
ヒートマネジメントシステムの先駆者と言っても良いほど、長い間多くの人に愛され続けています。
イグニス
oduman社が出したヒートマネジメントシステムで、ロータスの改良版のようなイメージです。
見た目は似ていますが、イグニスは円柱状で、炭を入れやすい形状をしています。また、ロータスと違い、炭を置く場所に突起があるのが特徴です。突起があることで、炭と金属部分の間に隙間が生まれることで空気を送り込むことができ、しっかりと効率的に炭が燃焼されます。さらに、炭とフレーバーの間に距離が生まれる為、比較的低温で火力を維持しやすくなっています。
Y2ヒーター
Y2ヒーターを自宅で使用している人や店舗は比較的少ないですが、喫煙者や濃厚な煙がお好きな人にお勧めなヒートマネジメントシステムのため、ご紹介します!
Y2ヒーターは上記の2点とは違い、アルミホイルを張る必要があります。小型な形状なため、炭が少量で済むのが特徴です。実際に吸ってみると、吸い始めから、まったりとした煙が出てきます。初めてだと、濃すぎてむせてしまうかもしれないくらい濃厚です。吸い慣れてる人は好きなんじゃないかなぁと思います!
ヒートマネジメントシステム本体を予熱する際は、木製の取っ手が焦げることがあるため、注意が必要です。
ヒートマネジメントシステムを使う上での注意点
ヒートマネジメントシステムは金属でできていることから、ヒートマネジメントシステム本体に熱が伝わりやすく、炭を入れている間や吸い終わった後もしばらくの間は、とても熱い状態です。その為、火傷に注意する必要があります。また、少々重みがあるため、トングを使ってヒートマネジメントシステムを移動させる際は、落とさないように気をつけてください。炭だけでなく、ヒートマネジメントシステムも床を焦す原因になります(汗)
まとめ
ヒートマネジメントシステムは、筆者も自宅で愛用し、とても重宝しています!
シーシャ本体を購入した際に、クレイトップなどは付属品としてついてくることがありますが、ヒートマネジメントシステムは別で購入しなければなりません。なので、自宅で美味しいシーシャを楽しむ為に、ヒートマネジメントシステムを選ぶ際の参考になれば嬉しいです!
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